しあわせのコットンボール・プロジェクト: 2006年5月アーカイブ

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スタートから4年目となった昨秋、
「しあわせのコットンボール」で育てた和綿(茨城)が、
メンバーのみなさんの努力の甲斐あって、
ようやく試験紡績を出来る量の収穫を得られました。


このプロジェクトは開始当初から、和綿はもともと繊維長が短いために、
「Tシャツを作れるくらいの細い糸を紡ぐのは難しいのでは?」
という前例がないために、わからない問題をひとつ抱えておりました。


そのため、この試験紡績は待ち望んでいたもので、
期待と不安が入り混じっています。


試験紡績は、世界各地のコットン栽培事情にも詳しい、
大正紡績の近藤さんにお願いをいたしました。


まず今年初めに、
収穫した和綿のコットンボールを近藤さんに見ていただいたのですが、
「想像していたよりも繊維長があるし、品質もいい。」
「何番手の細さになるかわからないが、紡げる可能性がある。」
と、うれしいお話をいただきました。


近藤さんご自身の手で、試験紡績をしていただけることになり、
どんな糸に紡がれるのか本当に楽しみです。


しあわせのコットンボール(渡良瀬エコビレッジプロジェクト)

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2002年の初めごろ、エコロジーオンラインの上岡 裕さんに、
「日本で栽培された和綿、しかも出来ればオーガニックコットンでTシャツを創ってみたい。」
という夢をお話したことがきっかけとなり、「しあわせのコットンボール」プロジェクトがスタート
いたしました。


エコロジーオンラインさんを中心に、
30年来、有機無農薬農業を続けていらっしゃる「あきつ亭」の町田さんご夫妻が代表世話人を。
和綿の種の保存に取り組んでいらっしゃる鴨川和綿農園の田端さんが貴重な種(茨城)を。
地元のアーティスト、藤井さんが畑に素敵な看板を。
書道家の武田双雲さんが「しあわせのコットンボール」の題字を。
Mr.コットン日比さんやJOCAの皆さんがアドバイスを・・・と自然に輪がひろがっていきました。


種まき、苗の植え付け、草取り、収穫、綿繰り等の作業も、
子供から大人まで多くのボランティアの方々のご協力に支えられて、取り組んでいます。


4年前に40粒の種まきからスタートして、
昨年には、ようやく糸の紡績試験ができるくらいの量の綿花を収穫することが出来ました。


そして今年も5月14日に、1反部くらいの畑に種まきを行いました。


今後、このNEWSページにて、スローで浪漫あふれる「しあわせのコットンボール」の
和綿オーガニックコットンTシャツができるまでの過程を、随時お伝えしていく予定です。


エコロジーオンライン (上岡さんのエコ・コラム)
しあわせのコットンボール(渡良瀬エコビレッジプロジェクト)

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