スタートから4年目となった昨秋、
「しあわせのコットンボール」で育てた和綿(茨城)が、
メンバーのみなさんの努力の甲斐あって、
ようやく試験紡績を出来る量の収穫を得られました。
このプロジェクトは開始当初から、和綿はもともと繊維長が短いために、
「Tシャツを作れるくらいの細い糸を紡ぐのは難しいのでは?」
という前例がないために、わからない問題をひとつ抱えておりました。
そのため、この試験紡績は待ち望んでいたもので、
期待と不安が入り混じっています。
試験紡績は、世界各地のコットン栽培事情にも詳しい、
大正紡績の近藤さんにお願いをいたしました。
まず今年初めに、
収穫した和綿のコットンボールを近藤さんに見ていただいたのですが、
「想像していたよりも繊維長があるし、品質もいい。」
「何番手の細さになるかわからないが、紡げる可能性がある。」
と、うれしいお話をいただきました。
近藤さんご自身の手で、試験紡績をしていただけることになり、
どんな糸に紡がれるのか本当に楽しみです。