オーガニック和綿Tシャツができるまで(4)

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ついに糸に紡がれたオーガニック和綿。

「この希少な糸を、どのように生地に編み上げたら良いのか?」
と思い悩んでいたところ、貴重なアドバイスを、
遠山株式会社の遠山さんから頂戴いたしました。


「吊り編み機で編んでみたらいかがですか?」
「給糸口が1口、または2口なので少量の糸でも編むことができます。」
「吊り編み機ならではの、独特な編み上がりの風合いは和綿にも合うと思います。」
「なにより大正紡績さんがレトロな方法で紡がれた糸を、現代の高速機ではなく、
伝統ある吊り編み機で編みたてをするというのは、浪漫に満ち溢れます。」


そして、大正9年創業以来、和歌山で吊り編み機と技術を守り続けていらっしゃる
カネキチ工業の岡谷さんをご紹介いただきました。


「昔から和綿の糸を編んでみたいと思っていました。」
「実は以前、大正紡績の近藤さんにも和綿で糸が紡げないか相談したことがあったの
ですが、和綿の量が揃わなかったりして実現しませんでした。」
「和綿の糸を見るのが、とても楽しみです。」

と、試験編みをご快諾いただきました。


まさにこの出会いは、必然であった?のかもしれません。
またひとつ、このように和綿によって素敵なご縁が紡がれることとなりました。


カネキチ工業株式会社
しあわせのコットンボール(渡良瀬エコビレッジプロジェクト)

このブログ記事について

このページは、久米繊維プレスルームが2006年9月14日 12:03に書いたブログ記事です。

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