オーガニック和綿Tシャツができるまで(5)

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わずか数十粒の和綿の種を蒔くことから全てが始まった
「しあわせのコットンボールプロジェクト」


プロジェクトのスタートから5年の歳月を経て、糸に紡がれたオーガニック和綿が、
ついにカネキチ工業さんの吊り編み機と技術によって生地になりました。


本当にオーガニック和綿がTシャツを創る事が出来る生地になった・・・ 
まさに、感無量です。


「(オーガニック和綿の糸は)想像していたより遥かに綺麗な糸でした。」
「糸の雰囲気に合わせて、度目の違う2種類を試験編みしてみました。」


岡谷さんのご提案によって、度目を2通りに変えて編まれた試験編みの生地は、
自然の風合いをそのままに楽しむためにあえて染色などはせず、綿が持つ油分を
かるく取り除くための湯通しのみを施しました。

度目を、わざと甘めに設定して編まれた生地は、軽やかで優しいものに。
少し度目を詰めて編みこまれた生地は、少し厚みを増して、ふっくらとした感じに。

和綿の個性が活かされ、吊り編み機で無理なテンションをかけずに、じっくりと
編みこまれたためか、どちらもなんともいえない独特の風合いが醸し出されています。


早速、渡良瀬エコビレッジにてプロジェクトのメンバーに、お披露目となりました。

大事に育てた和綿が夢の生地になり、そして触れることができた喜びと共に、
「果たして、どちらの度目の生地で本番の製作を進行していこうか?」
というメンバーにとって嬉しい悩みが、ひとつ生まれました。


カネキチ工業株式会社 (吊り機の解説ページ)
渡良瀬エコビレッジプロジェクト(しあわせのコットンボール)

このブログ記事について

このページは、久米繊維プレスルームが2006年9月25日 12:15に書いたブログ記事です。

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